絵本だより第3弾|私たちが伝えたい想い

「夢」に関する絵本を作っているメンバーが順番にその過程を綴っていくこの連載。第3弾の記事はきょうやが担当します!

前回の絵本だより第2弾では、夢がない子どもが実際にいることをヒアリングから明らかにしました。本記事では、そんな夢がなくて悩んでいる子どもに対して、私たちが絵本を通して伝えたいメッセージに関して、その成り立ちからご説明させていただきます。

私たちがみなさんに一番お伝えしたい内容となっています。移動中や隙間時間などのタイミングで、ご覧いただけたら幸いです。

どんなことを伝えてあげられるだろうか?

 

みなさんは、もし自分の子どもが「夢がない」と悩んでいたらどんなことを伝えてあげますか?

「夢がない」と「なんだか日々の生活に意欲がない」ように感じ、「あった方が人生を楽めるのになあ」なんてことを思うかもしれません。

  • 「すでに内側にあるよ。」
  • 「夢はそのうち見つかるよ。」
  • 「旅に行くといいかもね。」

 

私たち絵本チームは、ここで夢がない子どもに対して伝えてあげたいメッセージを「ゆめがないぼく」という絵本のメインメッセージにしました。

 

私たちが伝えたいこと

絵本製作チームの中には、「夢を持っていない」というメンバーがいます。そのメンバーは、夢を持っていないけれど、日々の生活に意欲がないわけでも、人生を楽しんでいないわけでもありません。zoomMTGの際におうちにいるペットや好きなバンドマンの話題となると、みんなを笑顔にするほど幸せそうに話をしてくれています。

私たちは、このメンバーの存在がきっかけで「夢って持たなきゃいけないものなんだっけ?」と考え始めるようになりました。

夢を持っていない人

 

世の中にどれくらいの人が夢を持っていないのでしょうか?

進路情報を提供している某大手人材・広告企業の調査によると、夢がない大学生は約4割いるそうです。
正確な情報かどうかは定かではないのですが、僕の身の回りの友人もそれくらいの割合かなと思います。

また、入試や就職活動などの関門を通過するために即席で夢を用意している人も少なくありません。新書「ドリームハラスメント」では、夢を社会に要請されたことによって、若者が夢を即席・捏造することが課題視されています。

私たちが感じているよりもずっと世の中には、夢を持っていない人が沢山いるのかもしれません。
単純に考えると、就職活動の関門が去った後の人生では、夢を持つ必要性、社会からの要請がなくなるわけですから、年を追うにつれて夢を持っていない人の割合も大きくなりそうです。

夢がない人は決してマイノリティではないのです。

夢を持たないと生きづらい現実

 

では、企業や教育機関はなぜ将来の夢を聞くのでしょうか?

その答えは企業や教育機関によって様々ですが、一般的には、夢が意欲や主体性・将来設計の明確さを測るひとつの指標となっているからであると言われています。つまり、夢を持っていない人は、その指標のなかでは劣っているということになってしまい、企業や教育機関が課す関門を通過しずらくなってしまいます。能力を測りずらい場合には、伸びしろがないように見えてしまい、そもそも相手にされないことが現状です。

 

伝えたいメッセージ

 

今の社会では夢が持たない選択を簡単にとることはできません。そう簡単に「夢を持たないことも素敵だよ。」と言ってあげられることもできません。

それでも私たちは、何とか夢を持たないことを肯定し、夢を持たないことも選択肢の一つにできないのだろうかと考えました。

「夢があると○○」「夢がないと○○」といったような優劣の付く議論に対して、別の指標を取り入れることによって、新しい「夢の捉え方」を実現しました。

その指標とは、「意欲」や「将来設計の明確さ」ではなく「幸せ」です。

「夢があるからといって幸せなのだろうか?」
「幸せになるためには、夢を持たなければならないのか?」
「そして夢がないことが不幸せなのか?」

私たちが議論の末この絵本に込めたメッセージは、

「夢を持つことは幸せになるための1つの手段であり、夢を持たないことも同様に、幸せになるための1つの手段である」

夢を持たないことは、未来や過去に捕われずに現在を生きている証拠であり、ないものねだりではなく今ある幸せに気づいている「足るを知っている」状態だと言えないでしょうか?

大きな夢を抱けば笑われて、夢がないと相手にされない世の中。
夢が誰かの苦しみの要因になるのなら、そもそもの定義から見直す必要があり、夢は誰にとってもプラスになるものであってほしいと私たちは想います。



#夢がなくてもいいじゃないか

私たちは夢を持つことが大好きで、未来に希望を抱ける社会になってほしいからこそ、このメッセージを声を大にして伝えます。

おわりに

本記事では、私たちが夢がない子どもに伝えたいメッセ―ジに関して、その成り立ちから考察したことをご紹介いたしました。
次回第4弾はこのメッセージを踏まえ、私たちがどのようにストーリーを制作したのかその過程をお伝えします!
最後までご覧いただき、本当にありがとうございました。

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p.s.
絵本製作に携わって、たくさんの方にご尽力いただきました。
制作メンバー6人、JECOの運営、合宿の運営、アイデアコンテストの発表者、ヒアリングにご協力いただいた旅革命内外の方々、絵本合宿に参加してくれた方、応援してくださった方々、場所を貸してくれた方々、、、本当にたくさんの方々のおかげでこの絵本が完成しました。心より感謝申し上げます。素敵な人たちが沢山いることを知り、とても幸せでした。この絵本を、早く届けたい、、!

きょうや

 

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