「夢」に関する絵本を作っているメンバーが順番にその過程を綴っていくこの連載。第4弾の記事はきょうやが担当します!
前回第3弾では私たちが伝えたい想い#夢がなくてもいいじゃないか というメッセージの成り立ちについてご紹介いたしました。今回はそんな想い、私たちがどのようにして絵本を制作してきたのか。その絵本製作のロジに関してのお伝えいたします!
前半は絵本ストーリーの作り方、後半は全員初心者・完全オンラインの状況下で私たちがどんなツールをどのような目的で用いて絵本のストーリーを制作してかについてです。
考え方やロジの組み方など、他の分野にも応用できることが必ずありますので、ぜひとも最後までご覧ください!
初心者が絵本のストーリーをどのよう作ったのか
あらゆるハウツーが出回っている今の時代は、
- 「○○ 方法」
- 「○○ になるには」
- 「○○ 参考本」
などを調べると、「職業のなり方やスキルを身に着けるためのロジ」がわかりやすく説明された情報にありつくことができます。
その後知識の再現性を高める努力さえすれば、ある程度のレベルまで到達することが可能となります。
日本において平安時代の絵巻など、絵と文で構成されるストーリーには長い歴史があります。そのため、絵本の作り方においても、セオリーが多数存在しています。
私たち絵本作り初心者は、実際の絵本から学ぶだけでなく、多くの情報を仕入れることにより絵本ストーリーを制作しました。
第一回の記事にも触れられていることですが、「絵本つくりかた」の書籍が一番参考になりました。
以下、絵本製作に関するセオリーをすこしだけまとめてみました。セオリーの肌感覚がわかっていただけると幸いです。
ページ数
絵本のページ数は印刷の関係で8ページごととなっています。16p、24p、32pが一般的に用いられます。
- 16ページ(7見開き+扉+裏扉)
- 24ページ(11見開き+扉+裏扉)
- 32ページ(15見開き+扉+裏扉)
ページ数が短ければ絵をメインとしてテンポ感が際立ち、ページ数が長ければよりメッセージ性と物語性を持たせることが可能です。
「ゆめがないぼく」ではメッセージ・物語性を重要視したため、32pを採用しました。
起承転結・序破急
絵本は一般的に「起承転結」「序破急」の構成を用います。
「起承転結」は、文章の構成など広く用いられる構成様式であり、「序破急」は、主に日本音楽,舞踊,芸能などで用いられる構成様式です。
私たちは普段馴染みのある「起承転結」の様式を採用しました。
「起承転結」を絵本で構成する場合のページ割合の目安は、
(起:1,2割)(承:4,5割)(転:3,4割)(結:1,2割)です。
全員初心者・完全オンラインでの絵本製作
私たちは絵本を作りたいと集まっているものの、全員初心者です。
しかも住んでいる場所は名古屋・岩手・京都・長野・三重、、とバラバラでかつ集まることが困難な状況な状況下での製作でした。
そのため、オンラインでの製作の方法に関して様々なツールを用いて工夫を行いました。
以下、用いたツールと活用方法についてご紹介致します!
slackの活用
Lineは主にアナウンスに用いて、情報共有や議論はスラックにて行いました。チームごとに話す内容を分けることでコミュニケーションは多くなりましたが、絵・ストーリーどちらにも関係する話など生じた際に、コミュニケーションしにくいなどの課題が残りました。
Google driveの活用
議事録からストーリーの制作、絵の編集など、あらゆる情報共有をファイルで整理し、データの管理ややりとりはこのドライブ内で行いました。
google document
ドキュメントは制作のマニュアル(ロジ)や議事録、文字ベースのストーリー制作に用いました。
google spread sheet
スプレッドシートは情報のまとめや、事業収支表に用いました。
google slide
スライドは絵の構成やキャラクター設定、絵コンテ制作に用いました。
zoomの活用
基本的に週1回の定例mtgを行い、必要に応じて各チームごとのmtgを行いました。
※写真は、2時間mtgの末、疲労困憊で疲れ切っているメンバーの様子です。楓馬、(笑)
おわりに
第4弾絵本だよりでは、全員初心者完全オンラインで私たちがどのように絵本を制作したのかをご紹介いたしました。
次回は絵本ストーリーの没案編です!私たちが紆余曲折した中で惜しくも不採用となった案を、ねねが面白く紹介してくれます!
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p.s.
花粉の季節になり、鼻がムズムズしまくり、、
薬の副作用により、慢性的に眠気と倦怠感が続いています。
早くこの時期が終わって欲しい。。。
きょうや
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