絵本だより第5弾|ゴミ箱行き全12個のボツ作品から優秀賞2作品を公開します

こんにちは! ネネです!
本日は真面目な雰囲気を少し離れて、出版に至らなかったストーリー、いわゆる「ボツ案」の特集です。提案段階のものも含めるとボツにしたアイデアは全部で12個…。今回はそんな“ボツ”の中から2個をピックアップし、それぞれのあらすじや込めたメッセージ、そしてボツになった理由をご紹介していきます。作品によって込めたメッセージは違うので、もしかしたら夢に関する新たなヒントになるかもしれません。そうだったらボツも嬉しいはず!なんて(笑)ではでは早速スタートです。

ボツ① 2月までは出版予定だった!もうひとつの『ゆめがないぼく』

あらすじ

幼稚園の誕生日会で夢が言えず恥ずかしい思いをしたのをきっかけに、いろんな人に夢をきく「夢の探検」に出かけた主人公。その途中で立ち寄った公園で物知りで暖かい大きな木に遭遇します。木は主人公が夢に関して悩んでいるのを知り、夢とは何なのかを紐解いていくストーリー。

なぜボツになったの?

包み隠さず言いますと、ヒアリングの感想がよくなかったからです。実際に寄せられた感想は

①内容が5歳にはわかりづらい
②「夢の探検」という言葉の意味がよく掴めない
③何が言いたいか不明
④話が長すぎる etc…

とご覧の通り厳しめのご意見を多くいただきました。ヒアリングをベテランの現役保育士さんや親御さんなど幅広く行ったのもあり、ここで現実を突きつけられた感じに。①の理由は自分たちで決めたターゲットを見逃しているし、③の理由なんか特に「そもそも絵本の意味を成していないじゃんか!」という話ですよね(笑) いくら途中経過とは言え、1ヶ月もかけた案の基本が崩れ、おまけにコテンパに言われたのでこれ以上修正するのは難しいと判断。ボツ行きになりました…。ごめんよ。

込めたメッセージ

このような流れでボツになったわけですが、私たちがこれで伝えたかったことは
自分の心の声を認めて育てれば、それが夢になるです。
「夢がないのではなく夢になり得るきっかけはみんな持っている。自分の心の声に素直に耳を傾け、好きなことや興味のあることをじっくり育てていくといつの間にかそれが夢になる。それは職業ではなく、在り方や過ごし方かもしれない。」という内容を込めていました。

特に「夢は職業ではなく、在り方や過ごし方かもしれない」は、ぜひ多くの人に届いて欲しいなと思っています。「夢=職業」が当たり前の社会ですが、この考え方が浸透すれば夢に苦しめられる人が少なくなるのでは…なんて。

(注)ボツ感満載なGoogleドキュメントのページに飛びます!

続いてボツ② ちょっとロマンチックに。『わたしのえらんだもの』

あらすじ

幼稚園のお誕生日会で発表する夢がなく、咄嗟に前の友達を真似てしまった主人公。その時は「まーいっか」と流しましたが、これをきっかけに自分がなりたいものを探し始めます。テレビをみたり絵本を読んだり、先生や家族に聞いてみる中で主人公はピンと来る答えを発見します。12月生まれなこともあり、主人公はサンタさんへ手紙を書くというストーリー。

なぜボツになったの?

こちらの案は製作初期のものなので、ボツ理由は単純です(笑)

①時期が限定されるから
②「わかりやすく、ストレートに」を意識して創作した結果、面白みにかけたから です。

このストーリーの肝は最後にサンタさんが登場し、サンタさんの正体をまだ知らない主人公の夢を家族が見てお涙誘うことなのですが、サンタさんは12月にしか登場しない存在だから、ということですね。メンバーの知る限り、12月以外に対応可能なサンタさんはいらっしゃいませんので、これはどうにもなりません。②の理由はいかにも製作初期感満載です。「まだまだ良いものを作れるはず!」と言ったノリです。(この後がかなり地獄になるとは誰も知りません。笑)

込めたメッセージ

もうひとつの『ゆめがないぼく』と重なるところもありますが、こちらの作品には
①夢は必ず自分で決めよう
②夢の探し方
③夢は職業じゃなくてもいい
④夢は変えてもいい

というメッセージを込めました。特に①は知らないうちに他人の希望と自分の心が同化してしまい、自分を見失うといったよくあるパターンへの警告でもあります。優しい人にありがちですが、ここばかりはわがままを貫いてほしいです。他人の夢であっても、目指す基準がある、発表する夢があることに安心するのではなく、夢はないけど何にでも/どんな人間にでもなれる、そんな自分への覚悟を持ちましょう! 時間が経てばスッキリするはず! (私の実体験によります…)

(注)ボツ感満載なGoogleドキュメントのページに飛びます!

おわりに

ボツ①構想中のメモ
こうやってボツ案を振り返ってみると、ボツになった瞬間を思い出します。いくら提案しても採用まで行かないもどかしさと、またアイデアを持ち寄らなきゃいけない体力的な辛さ、採用案をこれでもかと練った後で結果的にボツになった時の虚無感。「夢」という多様な捉え方があるテーマに挑んだだけに、込めたメッセージそのものに対する反対意見も多かったな〜と。答えがない中でどこで決め打ちをするかが大きな課題でした。そんなたくさんの葛藤があった製作期間でしたが今はスッキリしています。(タスクが減ったのが理由かも!笑笑)

次回は絵本の主軸「絵」の製作編! ストーリー並に答えがない難問をどう対処したのか? よろしければぜひそちらもご覧ください。
それでは最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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★編集長:きょうやが多忙でヘロヘロになりながらも執筆した熱い思いも要チェック★
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